適切なバックアップで大切なデータを守る
昨今のサイバー攻撃事情
年々、サイバー攻撃は加速化しています。その中でも特にランサムウェア(身代金ウイルス)による被害が増えています。
ランサムウェアとは、暗号化などによってファイルを利用不可な状態にしたうえで、そのファイルを元に戻すことを引き換えに金銭(身代金)を要求するマルウェアのことです。近年、ランサムウェアの被害が拡大しており、内閣サイバーセキュリティーセンターもランサムウェア特設ページを作っています。
(ランサムウェア特設ページ:https://www.nisc.go.jp/tokusetsu/stopransomware/index.html)
【IPAセキュリティ10大脅威2023】
ランサムウェアの被害事例
H病院の事例
院内のネットワークがランサムウェアに感染し、データが暗号化され、システムダウン。身代金を払わなければ、盗んだデータを後悔すると院内のプリンタが勝手に紙が尽きるまで印刷されました。こちらの病院は10年前に電子カルテに切り替え済みで、カルテは紙では残っていいませんでした。バックアップでーたもランサムウェアに感染して復旧せず…。「緊急や新規患者の受け入れが2ヶ月間停止。」「診察費用が請求できない。」「2億円で新システムの構築」と膨大な被害を受けました。
バックアップの考え方
バックアップの検討にあたっては、ランサムウェア感染時でもバックアップが保護されるように留意する。例えば、ファイルのコピーを3個取得したうえで、ファイルは異なる2種類の媒体に保存、コピーのうち、1個はクラウドサービスや保護対象のネットワークからアクセスできない場所等に保管するといった対策を検討する。(内閣サイバーセキュリティーセンターHPより引用)
このことからも
1つは遠隔地保管 2種類の媒体 3つのファイルコピー
通称3-2-1 のルールを守ることが大切です。
動画
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